やけに月が大きく見える夜だった。夏も終わりかけ、秋という季節がやってこようとしている、その気配がいたるところに感じられる。この夜の肌寒さもその一つだ。はぶるっと身を震わせながらも、夜の散歩に出た。 彼女にとってそれはよっぽどのことがない限り毎晩欠かしていない習慣だった。

大きな月を見つめながら歩く。こうして外に出てはじめて、月の大きさだけでなく色もいつも違って見えることに気がついた。普段よりもどことなく赤味を帯びていて、少々不気味な雰囲気だ。 そんな月を眺めていると、先程とは違う意味で体が震えた。
今夜はいつもよりも早めに帰ろう。彼女はそう決めて普段曲がらない角を曲がり、更に曲がり、近道をした。

そうして自分の家に戻ってきた時、出かける前には見当たらなかった奇妙な人影があった。の家の前に立ち尽くすようにして。明らかに不審なその姿に、は一抹の不安を感じた。
酔っ払いだろうか ? いや、近くで見ると年端のいかない少年であるし、それはないだろう。だがあまり見かけないような不思議な服を着ているし怪しい人物であることに違いも無さそうだ。
関わりたくないが、自分の家のまん前にいる限り無視して通り過ぎることは出来まい。仕方なく彼女はその人に近づいた。
そしてはっとした。

一瞬 には、まるでその人が月を背負っているかのように見えた。
なんとなく恐ろしさを感じさせる光景に、ほんの少し、めまいを覚えた。

「だ、……だれ? そんなところで、何してんの?」
やっとのことでしぼり出した声に、少年は何も応えない。人影はじっと、警戒をあらわにするに構わずその場に立ち尽くしていた。 まるで彼女の存在に気付いていないかのようだが、この距離で声が届いていないはずがない。
少し待っていても、答える気配のない様子に彼女は段々と怒りを覚え始める。何かあるなら、言えばいいのに。何もないなら、去ればいいのに。黙ってつっ立っているだけでは何も分からないじゃないか。しびれを切らした彼女がもう一度声をかけようとしたとき、やっとのことでその人は動いた。

――否。倒れた。

彼女には抱えて支えてやる時間も、余裕もなかった。
は力なく崩れ落ちた人を見届けたあと、しばしのあいだ狐につままれたようになっていた。これは予想外の出来事だったのだから、当然のことだろう。

やっとのことで我にかえると、慌てて脈をとり、呼吸を確認し、肌で体温を確かめる。その人物が生きていることを確信すると、ひとまずは溜息をついた。こんなところで死なれては色々と困る。
誰か人を呼ぼうか、それとも一人で病院に運ぼうか。
は困ったように頬をかく。何故だか、月を背景に立っている彼の姿が彼女の脳裏をちらついた。彼のことはできるだけ静かに、そして隠れて扱うべき。そんな予感がしたのだ。

結局は、とりあえず少年を自分の家の中に運び込むことにした。



数時間後にの家の布団上で目覚めた少年は、クラピカと名乗った。不思議な風体や登場の仕方に似合う、不思議な響きの名前だ。
「クラピカ、か。あなた、どこに住んでるの?」
「……」
「なんで私の家の前にいたの?」
「……」
「答えられない理由でもあるの?」
「……」

クラピカは名前以外のことを話そうとはしなかった。何か事情があることは予想していたが、こうもだんまりを続けられていてはどうしようもない。どうしたものかと悩んでいると、クラピカはふらつきながらも立ち上がった。

「介抱して下さって、ありがとうございました。私はもう行きます」
「え。行くってどこに? あんた、わけありでしょう? 行くあてあるの?」
「あると言えば、嘘になりますが。ここにいたらあなたに迷惑をかけてしまう」
「もう迷惑かかってるんだし、どうせなら、せめて怪我が治るまでここにいなさい」
気絶している時に調べたのだが、彼はいたるところに傷を負っていた。中には明らかに人につけられたものと思われる切り傷もあった。それを知っていながら放っておくことは出来なかった。

はクラピカを座らせた。そしてにっこりと精一杯、安心させるような笑みを作ってみせる。
「私は。よろしく。私はあなたに深く干渉しないから、あなたも私に深く干渉しないってことでいい?」
「……しかし」
「君をこのまま追い出してしまったら後味が悪いし、気になって夜寝れなくなると思う。だから、頼むよ」
が拝むように手を合わせて言う。クラピカは色々と考えていたようだが、結局浅く頷いて、「よろしくお願いします」と呟くように言った。





クラピカはいつも警戒していた。はもちろん、周りの目も。 彼はに自分の存在を口外しないよう頼んだ。おかげで、彼女が今一人暮らしでないことを知る者はいない。クラピカは外に出ることはほとんど無かったし、たまに出るとしてもそれは夜中だった。 夜の散歩に、何度か一緒に行った程度だ。
彼はきっと今まで何度も人に欺かれてきたのだろう。彼の言動の数々はにそう思わせるのに足るものが多かった。まだほんの14歳程度の少年であるのに、と彼女は寂しさを感じた。彼の警戒心の強さが、なんだかとても、寂しかった。
彼の警戒心を解くには、常に誠実に振舞って、彼を絶対に裏切らないようにするしかないと思った。はそれを実行することを心に固く誓った。そのかいがあってか、日を追うごとに、本当に少しずつではあるが、それが薄れていっているような感覚がした。

本当に不思議な少年だった。立ち振る舞いにはどこか誇りに満ちている。たまに子供のものとは思えない、陰りのある表情を見せる。そしてなにより一番が驚いた出来事は、ある日の昼、昼食の場で起こった。

昼食のスパゲッティを食べている途中で ふと外を見ようとしたら、手の平サイズの毒々しい色をした蜘蛛が家の窓に張り付いていた。は驚きのあまり声を上げることすら出来ず、フォークを取り落とす。その様子に気付いて、彼女の向かい側に座っていたクラピカもそちらを見た。
蜘蛛を視界におさめた瞬間、彼のまとう空気が変わった。

次の瞬間蜘蛛は死んでいた。その背にはつい先程までクラピカが持っていたフォークがつきたてられている。彼が投げたのだ、とが気付くまでには数秒を要した。
フォーク投げるか普通? とつっこみを入れようとして彼女はクラピカの方を振り向いた。しかしノドまで出かかった言葉はせき止められて出てこなかった。クラピカは酷く憎憎しげに蜘蛛を睨みつけていた。きっとこの視線を受けたら死んでしまうだろうと思えてしまうほどの、突き刺さりそうな眼光で。は知らず知らずの内に息を飲んでいた。計り知れない怒りの波が、クラピカを中心に発散されている気がした。そしてよくよく見るとその目は鮮やかな緋色に染まっていた。見間違えかと思ったが、そうではない。確かに瞳の色が変わっていた。
しばらくして彼は何事もなかったかのように食事を再開したが、やっぱりこの子ただものじゃない、とその時は確信を深めたのだった。



わけあって長いこと一人で暮らしていたにとって、得体の知れない人間とは言えどクラピカと一緒に過ごす時間は楽しいものだった。食卓はやはり二人以上で囲みたい。まるで弟が出来たようだった。短い間にすっかり情を移してしまっていた。




しかし、別れの時間はやってくる。

ついに「怪我が治るまで」というタイムリミットをむかえてしまったのだ。
「ほんとに出て行くの?」
「これ以上あなたに迷惑をかけるわけにはいかない」
「迷惑じゃないのに」
クラピカの決意が僅かに揺らいだのが見えた気がした。 相手に情を移してしまっていたのは、だけじゃなかったのかもしれない。彼女は小さな希望を見つけたと思って、少しねばってみることにした。

「むしろ楽しかった。弟が出来たみたいで……ずっと一人暮らししてたし」
「……」
「やっぱりご飯って、誰かと一緒に食べるとおいしいって思えるよね。久しぶりにその感覚思い出せて、嬉しかったし。うん。ありがとう、ほんとに楽しかった」
「……私も、久しぶりだった。こんな、穏やかな生活は」
「楽しかった?」
「楽しかった……のだと思う」
「じゃあさ」
良かったらこれからも一緒に暮らさないか、と言うつもりだった。しかしが言い終わる前にチャイムが鳴った。それとほぼ同時に、けたたましいノックガ聞こえてくる。
クラピカはハッとして玄関の方を見た。その顔に焦りの色が見えた。

「誰? 空気読んでよね」
言葉を邪魔されたはぶつくさ言いながら玄関に近づいた。
「どちらさま?」
「失礼。オレはハールベルトの使いだ」
帰ってきた声は野太く、いかにも強そうな男の声だった。

「ハールベルト? あの大富豪の?」
「ああ」
ハールベルト。隣の隣の隣くらいの町に住んでいる、黒い噂の耐えない大富豪だ。名前と噂はここまで届いている。なんでも趣味が人体収集で、ハールベルトの豪邸にはコレクションを保存しておくための部屋がいくつもあるらしい。「足の部屋」や、「毛髪の部屋」、「眼球の部屋」など。
「……そんな大金持ちが私に何の用?」
「お前にではない。お前のかくまっている少年に用がある」
「は?」
彼の言う「少年」がクラピカのことであると思い当たった時、ちょうどクラピカがの横を走りぬけ、ドアを開いていた。
「私に何の用だ」
「一緒に来てもらいたい」
「そう言うだろうと思った。しかし、断る。目はやらない」

ハールベルトの手下が銃を抜くのと、クラピカが二刀を取り出すのはほぼ同時だった。しかし引き金を引くよりも早く、少年は銃を持つ男の手をしたたかに打つ。クラピカは取り落とされた銃を蹴って遠くにやり、次にまだ何が起こったのかわかっていない男の頭を思い切り殴った。 流れるような動作は綺麗ですらあった。
「がっ……」
一声を残して男は地に伏せた。
少年が大の大人の男をやすやすとやっつけてしまったその様子に、は我が目を疑った。
「しまった」
クラピカは済まなさそうにを見た。
「今までとは違うんだったな……このやり方では、に火の粉がかかる」
そう言って彼は今しがた自分が気絶させた男のかたわらに膝をつき、その体を揺さぶった。
「おい、起きろ」
しばらくして何とか意識を取り戻した男に、クラピカは言う。
は私とは何の関係もない。私が脅して、かくまわせていただけだ。彼女から私に関する情報を引き出すことは出来ない。わかったか?」
「うっ……」
「わかったかと聞いている」
「わ、わかっ…た」
「よし」
短く声を発した後、クラピカはもう一度男を気絶させた。

「もう少し早く出て行くべきだった。一体だれから私がここにいることが漏れたんだろう」
クラピカは無念そうに呟いた。そしてを見る。その目には、どこか悲しそうな光が見え隠れしていた。
「何を聞かれても、知らないとだけ答え続けてくれ。本当に、すまない――しばらくはこいつらに何かと絡まれることになるだろう」
「ごめん、なにがどういうことになってるのか、よくわからない」
「……そうか、それでいいんだ」
クラピカは微笑もうとしたのだろうが、どこか笑みがこわばっている。それが痛々しく見えて、は眉をひそめた。
「私はもう行く。世話になった。また、いつか」
「あ、ちょっと、クラピカ!?」
に別れのあいさつをさせる余裕すら与えずに、クラピカは去った。去ってしまった。あっという間に見えなくなってしまった背中を追いかけることは、出来なかった。


クラピカの言葉通り、あの後ハールベルトの使用人たちが何度もを訪ねて、あの子供らしくない金髪の少年について聞き出そうとした。しかし彼女は 何も答えなかった。つきつめていうと、答えを持ち合わせていなかった。他人に問われて初めて、クラピカについて全然知らなかった自分を認識して、寂しい気持ちになった。逆にクラピカについて教えられ てしまった位だ。
彼は、クルタ族という一族の人間で、その民族の瞳はコレクター垂涎の的なのだそうだ。だから彼はハールベルトのような人体収集家に追われていた。
それを聞いては納得できた。きっとそれが理由で何人もの人間に裏切られ、騙され、追われてきたのだろう。だからあんなに、大人びていて、警戒心が深くて、変わった子だったのだ。きっと。

が本当に何も知らないことを悟ると、やがて人体収集家の手の者は来なくなった。そうして、 また、いつもどおりの静かな日々が始まった。





数年が、とぶように過ぎた。クラピカが去ってから日が経たないうちは、夜の散歩から帰ってきたときに家の前にたたずむ影がありはしないかといちいち期待したこともあったが、もうそんなものは抱かなくなった。しかし、今でもときたまはクラピカのことを思い出す。今頃どこで何をやっているのだろう、そもそも彼は無事なのだろうか、背は伸びたのだろうか、などなどと、考えると少し楽しい。だがそれもほんとうに時々のことだ。

どんな顔、どんな声をしていたか……記憶は段々と薄れていっていた。一番覚えているのは、初めて会ったときの月を背負うようにして立ち尽くしている姿。顔ははっきりと見えないがあの立ち姿は忘れられないものだった。



「ねぇー。知ってる?」
「え、なになに?」
仕事中に仲間が軽い調子で話しかけてきたので、は調子を合わせて聞く姿勢を示した。ちょうど仕事に飽きてきたところだったということもある。
「ハールベルトっていう大富豪いたじゃん? あの人、今月の初めに死んじゃったんだって」
「あらら。ま、おじいさんだったもんね。病死?」
「そこまで詳しくは知らないけど……」
「ふーん」
あの大富豪が死んだ、と聞いて一番に思い浮かべた顔はもちろんクラピカの顔だった。そういえば、随分と長いことは彼のことを思い出していなかった。

「……ハールベルトといえばさぁ」
クラピカは昔、自分のことを他人に口外しないよう頼んできたが、もう別にいいだろう。は仕事仲間に彼のことを話してみた。初めてしてみた、ほんの気まぐれな試みだ。話すにつれ、所々記憶が鮮明になってくるのを感じつつ、話し終えた。
「てなことがあったんだよ」
「へー! 面白いね。いいな、そういうの」
友人は思ったよりその話に食いついてきた。それ以来連絡はないのか、だとか、噂を聞いたりしていないのか、だとか。
「ううん、全く。……それに、クラピカがいなくなってからクルタ族について調べてみたんだけど、どうやら皆死んじゃってるらしいんだよね」
「え、そうなの」
「うん」
思っていたよりも複雑で、ギリギリの立場に立たされていたのだ、彼は。が初めてクルタ族について知ったときは、物凄い衝撃を受けた。
「どっかで元気にやってると思いたいよ」
「だといいわね……」
なんだかしんみりとさせてしまった。はこれ以上の会話を打ち切り、仕事に集中した。



その夜。
やけに月が大きく見える夜だった。
月明かりが照ることで、の影が道に伸びる。

仕事疲れを背負った体でゆっくりと歩いていると、寒気を感じた。いつの間にか、道に伸びている影が二つになっているのだ。振り向きたいが、振り向けない。嫌な予感がする。
そういえば、最近この辺りで不審者が出るという話があった。
今更そんなことを思い出すなんて、とは内心で嘆く。
「(どうしよう)」
もしこの影の主が噂の不審者だったら。しかし人違いだったら、とんだ被害妄想だ。
気付いていないフリを装って歩き続けることしかできない。
影だけを慎重に見つめていると、あることに気が付いた。
手に、刃物らしきものを持っている。
「(間違いない、完全にクロだ)」
さぁっと血の気が引く。どうする。このままずっと気付かないふうを装ってる訳にもいかない。家がバレてしまうのもヤバイ。走って逃げ切るか、警察に通報するか、鞄でぶん殴って勝つか……。そんな考えがくるくるとの頭の中を回った。走るのは無理だ。疲れているし、足に自信がない。警察に通報するのもまずいだろうし、交番に行くとしても不審者に知れたらアウト。鞄でぶん殴るのは……鞄でぶん殴るしかないか。逃げつつ。逃げつつ鞄で殴ろう。
ぐっと気合をため、意を決っして鞄を握り締め、彼女は立ち止まり、そして後ろを振り返った。そしてぽかんと口を開いた。いつの間にか、道に落ちる影は三つになっていた。
「えっ?」
「えっ」
「ん?」
上から順に、不審者、いつの間にか増えていた人物の声。三人は真夜中の道路の真ん中で固まった。の目は不審者の手に握られているナイフに行き、次に不審者の後ろにいる人影に滑った。その人はどこか見覚えのある、懐かしさを感じられる、奇妙な風体の人だった。
「……あなた、どこかで会った?」
「あ、ああ。会った。数年前に」
「――で、あんたは?」
は顔をしかめて不審者を見た。するとそいつはともう一人の人間を交互に見て、持っていたナイフを背中に回して、すたこらと逃げていってしまった。二人を相手にするのは分が悪いと思ったのだろう。

「やはり、彼はあなたの連れじゃないんだな」
「あいつがナイフもってたの見えなかった?」
「いや、見えていた。だから危ないと思って近寄ってみたんだ」
「それは、どうも」
なんだかおかしい。は自分たちの会話が上滑りをしているような感じが否めなかった。なんだか、とてもとてもおかしい。
「あのさ……」
「なんだ?」
「君の名前ってさ」
「忘れたのか?」
「いや、あの、……間違ってたらごめんだけど……クラピカ?」
「ああ」
クラピカ(仮)は表情の変化を見せずにこくんと頷いた。その目の前につっ立ったまま、はゆるゆると首を振る。目の前の人が、昔かくまった少年と中々結びつかなかった。顔立ちにまだ少し幼さを残しているとはいえ、もう彼は立派な青年だった。

「背、伸びすぎ」
「何年も経ったからな」
「声変わった?」
「一応な」
「服も、変えたよね?」
「当たり前だろう?」
「性格は変わったの?」
「それは……」
クラピカは初めて迷ったような表情を浮かべた。
「多少は変わっていると思う」
「そりゃそうだね」

「――どうしてここに?」
「たまたま近くに用があったから、寄ってみたんだ」
「そう」
は手を口元にやり、目をつむって考え込むポーズをとった。あつい。なんだか、通常の四倍速で脈打っている気がする。
「あのさ、クラピカ」
「ん?」
「私の名前は覚えてる?」
クラピカは当然だと言わんばかりに、間をおかずに答えた。

「うん、その通り」
はは、との口から笑いが漏れてきた。嬉しさ半分、恥ずかしさ半分だ。
「また会えて嬉しいよ」
「私も、とても嬉しい。忘れられていたらどうしようかと思った」
「もし忘れてたらどうしてた?」
「どうにかして思い出させるつもりだった」
「あはは。……用って、大変なこと? 時間が空いてるんだったら、よかったら家に寄ってかない?」
「ああ、是非」
積もる話がある。また会えて嬉しいという気持ちもまだ全部は伝え切れていない。
きっと今夜は眠れない夜になる、と楽しい気持ちをいっぱいに抱えて、家路を急いだ。






数年越しの再会

(090921)